ふうちかん6

独学者のための易経解説
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風地観 上爻

ふうちかん じょうこう
まずは、やさしい解説から

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〈爻辞〉 
「其の生を観る。君子は咎なし」

〈読み方〉 
そのせいをみる。くんしは とがなし。

<爻辞の意味>
「その行いと、結果を観察する。君子は咎められるような過失はない」

「仰ぎ観る・観察する道」について説かれた、この「風地観」の卦(か)において、この上爻は、五爻の君主よりも上にいる存在です。

実権は君主にありますが、その師匠のような存在であり、君主のやること、その結果を観察します。

観察の手段は(やはり五爻の時の考え方と同じで)天下万民の様子を高い所から見渡すことにより、君主の行いが正しいかどうかを観ているのです。





「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。

また、下へスクロールすると
「加藤大岳述 易学大講座」の要約もお読みになれますので、ぜひ理解を深めてください。





加藤大岳述 風地観 上爻

<説明の要点>

この上爻は、臨の上爻などの場合と同じで、卦の極地にあって、自分はその事には当たらない所におります。

しかし五爻と同じ陽で、下に示す爻ですから、こんな上爻へ来ても民に示すことを放棄せず、君の教えがあまねく浸透しているかを見張ります。

それで未だ教化が完全に達成されておらず、まだ努力が必要なわけですが、そういう任に耐えうるのは君子のみです。

だから「君子は咎なし」なのです。

「其の生」とは生きとし生けるもののことです。

そういった世のすべてのものというのは、君にとっての赤子のようなものなので、五爻では「我が生」と言いましたが、その同じ「我が生」も上爻から言えば、「其の生」ということとなります。

加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)



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