からいぜいごう6

独学者のための易経解説
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火雷噬嗑 上爻

からいぜいごう じょうこう
まずは、やさしい解説から

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〈爻辞〉  
「校を何いて耳を滅す。凶」

〈読み方〉 
こうを にないて みみを めっす。きょう。

<爻辞の意味>
「首かせをかけられ耳が見えなくなっている。凶」

「火雷噬」とは「障害を打ち砕いて和合一致させる道」について説かれた卦(か)ですが、それぞれの爻の意味としては「罪人」と「罪人に刑罰を与える役人」として書かれています。

罪人を裁いて(障害打ち砕いて)、平和的にする(和合一致させる道)のが火雷噬の卦ですから、なんら違和感はありませんね。

そんな中この上爻は「相当な悪行を積み重ねてきた罪人」です。

ですので耳まで見えなくなるほど分厚い首かせを付けられてしまったのです。

改心のチャンスもことごとく受け入れず、ここまで来てしまったような者ですから、当然、凶であるべきなのです。





「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。

また、下へスクロールすると
「加藤大岳述 易学大講座」の要約もお読みになれますので、ぜひ理解を深めてください。





加藤大岳述 火雷噬嗑 上爻

<説明の要点>

この上爻は、卦の極まる所ですので、極刑です。

罪の初めに当たるのが初爻で、一度罰を与えれば罪の深いところまでは進んで行かないとしていたのに対し、この爻は外卦離の終わりに居て、その本来の明るさがくらんでいるように、正邪の判別ができなかったので、ついに取り返しのつかない罪を犯してしまったのです。

ここで「校」とあるのは、爻の位置から言って首枷です。

「何」は「荷」と同じです。

肩の上から首枷で締められているので、それに覆われて耳が見えないのです。

それを「校を何いて耳を滅す」と言っています。

もはや救うべき手段はなく、やがては刑場の露と化するより仕方ありません。

凶であることは言うまでもありません。

加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)



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