かたくけい2

独学者のための易経解説
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火沢睽 二爻

かたくけい にこう
まずは、やさしい解説から
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<爻辞>  
「主に巷に遇う。咎なし」
<読み方> 
しゅに ちまたにあう。とがなし。

<爻辞の意味>
「町の小道で、君主に会う」

「火沢睽」は「そむき異なる」ことについて説かれた卦です。

そんな中この二爻は、「賢人が君主に道端で会う」と言っています。

なぜ君主ともあろうお方に道端などで会うのか…、
それは今が「背きあう」時代だからです。

それゆえ正式な謁見はできず、ひっそりと会うしかないのです。





「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。

また、下へスクロールすると
「加藤大岳述 易学大講座」の要約もお読みになれますので、ぜひ理解を深めてください。





加藤大岳述 火沢睽 二爻

<説明の要点>

これは、初爻と四爻の場合とは異なり、応爻の五爻と陰陽相応じているので、互いに通じ合おうとするが、大きな睽の気運の中にあるので、心のままに通じることができません。

また、共に位を失っているので正しい常道によることができません。

そういう関係を「主に巷に遇う」と表現しました。

「主」というのは、五爻のことです。

「遇う」というのは、形式を備えず会見することで、常道でないことを指しています。

それも通常の礼儀を備えないのは言うまでもなく、ここではそのことを「巷」と言っています。

睽中にあって、主従が常道でなく相見える場所を「巷」に当てたのは、この場合にはそれが最も適切だからです。

このようにして睽の時にあっても、和順を求める窮通の方法を見出し、咎なきを得るということは、礼を備えなくても道を失うものではないということです。

これは坎為水の四爻を思い出しても理解しやすいことと思います。

加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)


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