さんかひ2

独学者のための易経解説
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山火賁 二爻

さんかひ にこう
まずは、やさしい解説から

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〈爻辞〉   
「其の須を賁る」

〈読み方〉 
その ひげを かざる。

<爻辞の意味>
「ヒゲとして飾る」

「山火賁」の卦(か)は「飾る道」について説かれた卦です。

そんな中この二爻は、「顎に生えているヒゲ」です。

ヒゲとして自らを飾っているのです。

これはどういうことかと言えば、ヒゲというのは、あごにくっついているものですから、自分の意思で自由に動くことはできません。

ただただ、あごの動きに合わせて上に行ったり、下に行ったりするわけです。

ですので、この二爻というのは、能力が乏しいゆえ、強くて才能豊かな者に付き従うことにより道を完成させる者なのです。





「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。

また、下へスクロールすると
「加藤大岳述 易学大講座」の要約もお読みになれますので、ぜひ理解を深めてください。





加藤大岳述 山火賁 二爻

<説明の要点>

賁るとは、他から新たに持ってきて付けることではなく、自分に元からそなわっているものを体裁づけ潤い添えていくことです。

その賁も、内卦は離なので、外卦に比べて強い。

まして二爻は離の主爻なので、一層、強いです。

そこで須を飾り立てる。「須」とは下顎の毛のこと、顎ヒゲです。

それによって内容がどうなるというのではなく、まったく体裁だけのことです。

初爻に趾があり、二爻になると一気に顔まで飛んでしまって須という言葉になりますが、これはなぜかと言えば、三爻~上爻までで「頤」となり、二爻はその下に付いているからです。

そして須は口の下に付いてこそ飾りとなりますが、口元から離れてしまったら、ただの汚い毛片に過ぎません。

そのように、飾りはその本体があってこそ光るのです。

ですから口元の付随物である須は、上にある頤の三爻に従ってこそその賁の役割を済ますのだと指摘しているのです。

加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)



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