地水師(ちすいし)本卦

独学者のための易経解説
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地水師 本卦

ちすいし ほんか



地水師 本卦の解説

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━━━主爻
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<卦辞>  
「師は貞し。丈人は吉。咎なし」

<読み方> 
しは ただし。じょうじんは きち。とがなし。



<解説の要点>

師の字は「いくさ」と読み、「軍(いくさ)」と大体同じような意味です。

「師」と「軍」の違いをあえて言えば、同じ「いくさ」でも「軍」のほうが大きいということです。

通常、私たちは「師」という字に「師匠」とか「恩師」とかいったイメージをもちますが、この卦の「師」は「いくさ」のほうです。

「師」は「いくさ」。貞は正しいということ。

丈人は、大いなる器量を 持った人のことで、兵が絶対服従するような、いわば長老のような 存在です。

軍は、正義の軍でなければいけないし、それを率いる者もまた、立派な人でなくてはならない。

兵を用いて師を行うということは、好んでするべき道ではない。

暴虐の徒が民衆を苦しめるときに、やむなく征伐するのが本当で、それには智仁勇を兼備し、かつ忠勇無双の、この卦の二爻のような将を選ばなくてはいけない。

大きな器でない将なのに師を行ったなら、それがいかに聖戦であろうと乱を鎮め民を安んずることは出来ない。

また、大器を将として師を行うなら、必ず乱を鎮め、国土を開発することができる。

人が人を殺すのは良くないことだが、小悪を殺して大善を生かすという道に適うので、天の正しい道に違うわけはない。

加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)



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