けんいてん4

独学者のための易経解説
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乾為天 四爻

けんいてん よんこう

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<爻辞> 
「或いは躍りて淵にあり。咎なし」

<読み方> 
あるいは おどりて ふちにあり。とがなし。



まずは、やさしい解説から

<爻辞の訳>
「龍が、大きな川の淵に踊り移った。まだ不安定だけれども、進んでいけば問題はない」

龍が、大きな川の淵に飛び移り、少し前進しました。

しかし飛び移ったものの、まだ力は充分でないため迷いもあります。

ですが、迷うことなく乾為天らしく進んでいけば、問題はありません。

「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。


「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。

また、下へスクロールすると
「加藤大岳述 易学大講座」の要約もお読みになれますので、ぜひ理解を深めてください。



加藤大岳述 乾為天 四爻

<説明の要点>

この爻は外卦の乾の初めに当たっていて、内卦乾の一日が終わり次の乾に移っ たところです。

したがって「或いは躍りて」の躍るは、位置から言っても内卦から外卦へ躍り移った ところなのです。

乾を大川とし、この爻は内卦の乾の大川のほとりにいるのですから「淵」とも見られ ます。

そして、その淵に臨んだこの爻は陰位にある陽爻なので、乾の「剛健にして進む卦」 のひとつの爻でありながら、位において陰であるため、心では他と同じく進もうとして も、その基礎となる力が弱く、動こうにも決しかねる不安定さがあります。

そこで躍るという言葉が出てくるわけです。

ここにも龍という言葉は出ていませんが、躍るとか淵に在りとかいう言葉から、龍と いう文字がなくても想像することはできます。

そして、進もうとして進みかねる迷いがあるが、乾の本来の性に従って進めば咎は ありません。

もし留まっているならば、咎があるのです。

加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)



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