すいたくせつ初

独学者のための易経解説
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水沢節 初爻

すいたくせつ しょこう
まずは、やさしい解説から

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<爻辞>
「戸庭を出でず。咎なし」

<読み方>
こていを いでず。とがなし。

<爻辞の意味>
「家の庭から出ない。咎められるような過失はない」

「水沢節」とは「節度、節制すること」について説かれた卦(か)です。

そんな中この初爻は、自分の庭よりも外へは出ないよう節度を保っている者です。

出るべきではないことを知っている者であり、咎められる過失はないと言っています。





「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。

また、下へスクロールすると
「加藤大岳述 易学大講座」の要約もお読みになれますので、ぜひ理解を深めてください。





加藤大岳述 水沢節 初爻

<説明の要点>

節は過ぎたるを制することで、出過ぎるのを止めるのはもちろん、止まるに過ぎるものは、その止まることを制して動かすのであって、古人が「節とは進退なり」と言っているのはまことに至言であります。

この爻は、卦の初めにあって、爻としての力も(と言えば当然、卦の象意の表れる力も)弱く、陽をもって陽位にいるので、進むことを控えて止まるのが、節の道に中って、咎なきを得るというのです。

内卦を内とし、外卦を外とすれば、その境に当たる三四五爻に艮(門)があります。

進んで外へ出て行くには、その門を通って行くのですが、この初爻の前には二爻の一陽が横たわり(戸)、この爻の進む妨げになっていると言えるでしょう。

「戸庭」というのは、門前の庭で、そこから出て行かないのです。

このように出るべき時には出て、出るべきでない時には出ないのは、よく通塞を知っているからなのです。

兌を塞がるとし、変卦の坎を通ずるとするので、そこに通塞の象があるのです。

加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)


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