さんぷうこ4

独学者のための易経解説
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山風蠱 四爻

さんぷうこ よんこう
まずは、やさしい解説から

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<爻辞> 
「父の蠱を裕かにす。往けば吝を見る」

<読み方> 
ちちの こを ゆたかにす。いけば りんを みる。

<爻辞の意味>
「先代の残した腐敗を、さらに大きくしてしまう。恥ずべき事態を見る」

「山風蠱」の卦(か)は「腐敗を正す道」について説かれた卦です。

腐敗を一掃するための改革を行うためには、強さと能力が求められます。

しかしこの四爻は、能力が乏しいだけでなく強さもなく、控えめに過ぎる者なのです。

ですので先代の残していった腐敗を一掃するどころか、余計に大きくしてしまいます。

腐敗を正そうと、手を出しても力及ばず、かえって悪い事態に…、反対に控えめに過ぎて、腐敗を放っておいても、恥ずべき事態となってしまいます。





「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。

また、下へスクロールすると
「加藤大岳述 易学大講座」の要約もお読みになれますので、ぜひ理解を深めてください。





加藤大岳述 山風蠱 四爻

<説明の要点>

「裕」は沢山あるということです。

この爻は、陰位に陰でいて正を得てはいますが、因循であり「大川を渉る」ような大事業である蠱の修繕の任には耐えられない爻です。

父から遺された蠱を繕うどころか、その破れを増大させてしまう。

あたかも昔話の踊りの下手な第二の「コブ取り爺さん」のようなもので、せっかくコブをとってもらおうと出かけたのに、下手なため、もうひとつコブを付けられてしまうといったところです。

だから陰柔不才で、もとの状態より悪くしてしまうから、進むより退き守る方がより賢明です。

事を起こしても右顧左眄(うこさべん)するだけで、能率は上がらないし、引っかき回して、もつれが甚だしくなるだけなので駄目なのです。

それを「往けば吝を見る」と戒めています。

加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)



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