ちたくりん初

独学者のための易経解説
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地沢臨 初爻

ちたくりん しょこう
まずは、やさしい解説から

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〈爻辞〉 
「咸じて臨む。貞にして吉」

〈読み方〉
かんじて のぞむ。ていにして きち。

<爻辞の意味>
「感じて臨む。正しい道を志しているので吉」

「地沢臨」の卦(か)は「高い所からのぞみ見る」ことについて説かれた卦です。

そんな中この初爻は、道徳・才能の優れた者(そういう意味で高い所にいる者)が、自らの力を世に役立てようと正しい志をもつので、それに感じる者と結びつき、引き立てを受けると言っています。

「正しい道を志しているので吉」の部分については、ある意味では「正しい志から外れなければ吉」というような、この初爻に対する戒めの意味も含まれています。





「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。

また、下へスクロールすると
「加藤大岳述 易学大講座」の要約もお読みになれますので、ぜひ理解を深めてください。





加藤大岳述 地沢臨 初爻

<説明の要点>

初爻は、応爻である四爻に咸じて臨みますが、その臨むところが正しいものでなくてはならない。

元来が、陽正のすすみ長ずるという性質の卦ですから、陽爻はこの場合貞しいのです。貞しいから吉なのです。

咸とは、感と大体同じです。

しかし、感のほうがやや精神的であり、咸は自然の成り行きで咸ずるのが当然だという天性の咸です。

だから、自然と誰もが感ずる「咸」なので、これを「みな」あるいは「ことごとく」とも読むわけです。

この爻は四爻と陰陽正しく応じ、四爻の至って臨むのに感応し、この爻も相感じて臨みます。

あたかも男女が互いに感じ合うように相求め、相与えようとする状態に見ることができます。

初爻は、四爻と正応になっているだけでなく、地の位にあって民衆の中の賢者ですから、上から臨まれ挙げ用いられるのです。

加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)



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