━ ━
━ ━
━━━
━━━
━━━○
━ ━
<爻辞>
「悔い亡ぶ」
<読み方>
くい ほろぶ。
<爻辞の意味>
「悔いがなくなる」
「雷風恒」とは「久しく変わらない」ことを説いた卦(か)です。
そんな中この二爻は「久しく変わらない・継続していく」などといったことにおいて正しい道から外れない者です。
ですので悔いるようなことは、なくなってしまうと言っています。
「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。
また、下記の
「加藤大岳述 易学大講座」の要約も、ぜひ併せてお読みになり理解を深めましょう。
<説明の要点>
恒はその事が、中にあってしかも正しさをもって亨るとします。
しかしこの爻は、陽をもって陰位に居て正しくないため、悔いを
生ずべきところがあります。
しかし、この爻は中を得ているので、過剛の失を補うことができ、
遂に悔いを消滅させます。
それが「悔い亡ぶ」なのです。
(加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)