らいたくきまい3

独学者のための易経解説
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雷沢帰妹 三爻

らいたくきまい さんこう
まずは、やさしい解説から

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<爻辞>
「帰妹須を以てす。反り帰ぐに娣を以てす」

<読み方>
きまい まつを もってす。かえり とつぐに ていを もってす。

<爻辞の意味>
「嫁ぐべき相手がいない。反省するならば妾として嫁ぐことができる」

「雷沢帰妹」とは「正当ではない」ことについて説かれた卦(か)です。

正当ではないということを、女がお嫁に行くことを例にして、各爻で説かれています。

そんな中この三爻の女は、淫奔で道徳のない女であるため、嫁ぎたい気持ちがあっても、もらってくれる男がいません。

そんな自分を反省し正しく改めるならば、妾としてどこかにもらわれることができるだろうと言っています。


「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。

また、下記の
「加藤大岳述 易学大講座」の要約も、ぜひ併せてお読みになり理解を深めましょう。


加藤大岳述 雷沢帰妹 三爻

<説明の要点>

これが帰妹の主たるべき女です。

しかし応もなく、位も当たらず、中も得ておらず、兌の主爻として情慾の悦楽を専らにする卑賤な性向なので、嫁いで正しく家を保つことなど思いもよりません。

妻として当たらない者なので、正常な結婚を思い返して、妾として再び嫁いでいくというわけです。

加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)


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