しんいらい初

独学者のための易経解説
トップページへリンク 易の基本へリンク 64卦解説へリンク 占例集へリンク

震為雷 初爻

しんいらい しょこう
まずは、やさしい解説から

━  ━
━  ━
━━━
━  ━
━  ━
━━━○

<爻辞>
「震來たるに虩虩たり。後に笑言啞啞たり。吉」

<読み方>
しん きたるに げきげきたり。のちに しょうげん あくあくたり。きち。

<爻辞の意味>
「雷が来て、ビクビクする。後にやわらぎ楽しんで談笑する。吉」

「震為雷」とは「勢いよく動く」ということについて、雷に喩えて説かれた卦(か)です。

雷が激しく鳴る( = 恐れ驚くような事が起こる)とき、どのように対処すればよいかを各爻、それぞれのケースで示しています。

そんな中この初爻では「雷が来てビクビク恐れたが、後にやわらぎ談笑する」と言っています。

大きな雷によって実害が出ることは免れ、ホッとして笑いが起きるから吉なのです。


「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。

また、下記の
「加藤大岳述 易学大講座」の要約も、ぜひ併せてお読みになり理解を深めましょう。


加藤大岳述 震為雷 初爻

<説明の要点>

初爻は成卦主爻ですから、卦辞がほとんどそのまま爻辞となっていて、よく震という卦の性や徳を示しています。

加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)


震為雷 二爻へ進む ⇒


このページのトップへ移動